東京
僕は18歳の時に地方から就職の為に東京にやってきました。
就職をした会社は某大手自動車メーカで、テレビでCMをやっているような大企業です。
結果的に21歳で退職をして、次の会社に転職するのですがそれまでかなり壮絶な経験をしました。
高校で自動車の整備士等の資格を取得していたので、専門的な部署に配属され「エンジンの分析・解析」という仕事をしておりました。
ただ、実際に仕事をして見て思ったのは、
全然面白くない。(笑)
業務内容は壊れたエンジンがなんで壊れてしまったのか調べるような仕事です。
毎日オイルまみれになりながら、エンジンを分解していくという仕事です。
人で例えると、死んで人間を解剖して、なぜ死んだのかを調べるようなイメージです。
自動車のメーカーなので、周りは車好きな人が多かったのですが、僕は全く車に興味無かったんですね。※高校で3年も車の勉強したのにも関わらず。
先輩からパワハラを受ける
当時「職場先輩」という制度がありました。
新人はすぐ仕事ができる訳ではないので、先輩とくっついて、先輩の仕事を見ながら徐々に仕事を覚えていくという制度です。
基本的に1日中、職場先輩と2人1組になって行動をします。
僕の職場先輩は、当時34歳でかなり変わった人でした。
プロフィール
年齢:34歳くらい(当時)
性別:男
社歴:16年
コミュニケーション:取れない
特技:タバコの吸った煙を吐かずに肺の中で消化する(←こんな人初めてみました)
製造業あるあるなのですが、現場は男が圧倒的に多くクセのある人が多いです。(もちろんめちゃ良い人もいます)
2か月くらいで、見事に鬱病になるのですが当時の状況としては、
・常に嫌味を言われる(高校で何を勉強してきたの?的なこと)
・基本的に何か聞いてもシカトされる
・仕事を与えてくれないので1日中椅子に座っているだけ
毎日のようなパワハラをうけて、精神的にかなり参ってしまって当時の先輩からは 「お前顔色マジでやばいよ。絶対鬱病だから病院行きな。」と言われ、実際に病院に行って見事に鬱病と認定され、 そのことを上司に伝えて、同じ部署の違うグループに移籍をすることになりました。
当時は、「完全自殺マニュアル」という本を購入してどうやったら楽に死ねるか考えていました。 今考えるとかなりヤバイ状況だったと思います。(笑)
なんとか、パワハラからは解消されて新しい職場では上司に恵まれ鬱病も治り、ノビノビと仕事をすることができました。
給料問題
仕事自体はやり甲斐があって、とても楽しかったのを覚えています。 ただ、給料がめちゃめちゃ安かったんです、、、、 手取りで10万円ちょっと。
基本給がそもそも16万円とかの世界です。 当時は会社の寮に住んでいた、寮費が8000円という格安だったのでなんとか生活することができました。
そして1年働いて昇給するのが4000円くらいなので、10年仕事頑張ってやっと基本給が20万円。 30歳になってようやく、基本給が20万円という世界。 手取りだと、税金等が引かれるので実際はもっと少ないです。
また、そんなに残業も無い部署だったので、残業代もつかない。 仕事はそんなに嫌いじゃないけど、この会社で一生働くのは厳しいというのは、入社してすぐにわかりました。
ただ、仕事は8時半~17時半で毎日終わっていて仕事が終わったあとに時間はありました。 なので、「よし!バイトしよう!」と思って、入社して半年くらいして仕事が終わった後にラーメン屋でバイトをすることにしました。
なぜ、ラーメン屋かというと、単純にラーメンがめちゃめちゃ好きだからです。(笑)
→第2章
この期間に学んだこと
仕事のやりがいは何をやるかではなく、誰とやるかで決まる。